番外編
米経済安保シンクタンクの報告書「ロス・アラモスクラブ」
経済安保系の筋金入りシンクタンク "Strider Technologies, Inc." が公表した報告書「ロス・アラモスクラブ」、現在のところ日本ではまだ知名度は低いようなので、本ブログで簡単に紹介したい。
同シンクタンクは、中国、ロシア、そして技術の専門家によって創設された米国の経済安保(economic statecraft)系インテリジェンス・シンクタンクである。報告書「ロス・アラモスクラブ」は、1987年~2021年にロス・アラモス国立研究所で戦略的機微技術の研究に従事した総勢162人の中国人研究者が、中国に帰国して祖国の軍事技術向上に貢献した可能性を指摘している。貢献した技術として、超音速技術、ジェットエンジン、地下貫通型弾頭、自律型無人機、無音潜水艦等が挙げられている。また、同報告書には、中心人物やネットワークについても具体名を挙げて記述されている。
ちなみに、地下貫通型弾頭技術は、米国ではオバマ政権の時代に費用高額を理由に開発が中断されたのではなかったか。中国が同技術を取得し、豊富な開発費でさらに向上させているとすれば...。
報告書はこちらからダウンロードできる。
(了)
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