ウォーゲーミング動向
米議会での台湾有事ウォーゲーミング
(Wargaming Taiwan in US Congress)
今週、米共和党のマイク・キャラガー(Mike Callagher)議員が委員長を務める「米国と中国共産党との戦略的競争に関する特別委員会(The US House Select Committee on Strategic Competition between the United States and the Chinese Communist Party)にて、台湾有事に関するウォーゲームが実施されると報じられている。デザイン及び実施は米国の有力シンクタンクCNASが担う由。
日本では国会議員がプレーヤーとして参加する民間シンクタンクでの卓上演習等は行われるが、国会の委員会で実施されるということはない。米国では "政治家のウォーゲーミング教育" を重視する声が強まっているように見える。議会制民主主義においては、最終的意思決定者は政治家なのだから、政治家にもある程度「ウォーゲーミング・リテラシー(wargaming literacy)」を備えておいて欲しいものである。
(了)