2023年1月23日月曜日

最新のウォーゲーミング用語集(Bill Simpson's "A Compendium of Wargaming Terms" Updated)

 最新のウォーゲーミング用語集


 元米海兵隊戦闘研究所(Marine Corps Warfighting Laboratory)・米海軍分析センター(Center for Naval Analysis)所属のウォーゲーミング専門家であるウィリアム・シンプソン(William L. Simpson Jr.)がウォーゲーミング用語集を更新しました。毎年更新されますが、今回は2022年12月17日に行われました。
 PDF版はこちらで入手できます。

(了)


2023年1月13日金曜日

速報 米コネクションズ・ウォーゲーミング会議2023 発表募集中!(Connections US 2023 Calls for Presentations!)

 速報
米コネクションズ・ウォーゲーミング会議2023 発表募集開始!

 米コネクションズ2023が6月21日~23日、ワシントンの国防大学(NDU: National Defense University)で開催されます。発表を募集中です。
 今年のテーマは "Next Generation Tools & Methods" です。詳細についてはこちらで。

(了)

2023年1月11日水曜日

話題の "The First Battle of the Next War: Wargaming a Chinese Invasion of Taiwan"

 話題のウォーゲーム:

The First Battle of the Next War: Wargaming a Chinese Invasion of Taiwan


 既に日本のメディアでも話題になっていますが、米戦略国際問題研究所(CSIS)が新たな台湾有事のウォーゲーム報告を公表しました。最近の米シンクタンク等で流行っているPol-Milゲームではなく、宇宙・サイバー空間も意識した "純軍事衝突" ウォーゲームとのこと。また、民間組織によるウォーゲーミングでは稀な "(軍事)オペレーションズ・リサーチ(OR)" 及び歴史的データを導入して中国人民解放軍(PLA)の台湾上陸作戦(特に輸送面)をモデル化した由。
 報告書の入手はこちらで。

 米国でデザインされたウォーゲームは当然ながら戦闘が焦点ですが、日本の場合はやはり邦人避難・輸送(NEO)に焦点を当てたPol-Milが中心。CSISのウォーゲームは2026年を想定していますが、果たして、日本はその時点で「反撃能力」を確立できているでしょうか?

(了)
 



 

2023年1月8日日曜日

米軍事オペレーションズ・リサーチ学会(MORS)がウォーゲーミング学術誌を開始

 米軍事オペレーションズ・リサーチ学会(MORS)がウォーゲーミング学術誌を創設


 MORSがウォーゲーミング専門誌 MORS Journal of Wargaming を創設、論文募集を開始しました。査読付きの英語学術誌なので主に研究者向けですが、主題や分野は軍事・防衛に限定せずかなり広くとっているようです。編集委員会は米欧のウォーゲーミング界のビッグネームたちで構成されています。詳細についてはこちらで。

 日本からもどしどし投稿しましょう!

(了)
 

2023年1月3日火曜日

歴史的反実仮想ウォーゲーム:Operations Olympic & Coronet(Decision Games)

 新年初ウォーゲーム:Olympic & Coronet作戦(Decision Games)


 昨年米国の友人と対面でやる予定であったが、結局できなかった "Operations Olympic & Coronet: The Planned Invasion of Japan" (Deision Games) を元日に一人プレーした。コンピュータ版もあるが、やはりziplock版でやる方が本ブログ筆者の性に合う。デフォルトでソリティアなのが有難い。しかし、今年こそは米国の友人とやりたいものだ。
 ちなみに、Olympic & Coronet作戦(一般的にはDownfall作戦として知られている)は日本に原爆が投下されなかった場合(又は投下後も日本がポツダム宣言を受諾しなかった場合)の連合軍の対日上陸作戦である。本ブログ筆者がこれら作戦の詳細を知ったのは英国ロンドンのRUSIで RUSI Journal について史的調査を行っていた時である。当時、RUSIが日本を19世紀以来どのように分析してきたのかという観点から調査しており、偶然、1947年に同ジャーナルに掲載されたMartin Halliwellによる ‘The Projected Assault on Japan’という記事で詳細を知ることができた。
 日本の史学、特に戦史研究では反実仮想アプローチは不人気と聞くが、実際は行われなかった対日上陸作戦をシミュレーション/ゲームにしてしまうのは、さすが米国である。在庫もコンピュータ版もあるので、興味のある方は試してみては。多くの気づきが得られるであろう。

(了)

ウォーゲーミング会議情報:スウェーデン国防大学・ウォー・ゲームセンター「Games in the Defense Sector 2026」開催のお知らせ (Games in the Defense Sector 2026 will be held at The Center for War Games, Swedish National Defense University)

会議情報 スウェーデン国防大学 ウォー・ゲームセンター主催 「Games in the Defense Sector 2026」 ( Games in the Defense Sector 2026 will be held at The Center for War Game...