2024年4月11日木曜日

速報 コネクションズ・オンライン(米)参加登録開始(Breaking News: Connections Online Registration Started!)

速報

コネクションズ・オンライン(米)参加登録開始

(Breaking News: Connections Online Registration Started!) 


 コネクションズ・オンライン(米)の参加登録が開始しました。

  • 日程:4月15日~20日
  • 主題:Distrtibuted Wargamingー最近の教訓(Recent Lessons Learned)
  • 登録料:5ドル(米)

 登録及び詳細についてはこちらで。

 取り急ぎ

(了)

2024年4月7日日曜日

英ウォーゲーミング界の新展開:英防衛実験・ウォーゲーミングハブ設立! (The UK Defence Experimentation and Wargaming Hub Launched!)

 英ウォーゲーミング界の新展開:

英防衛実験・ウォーゲーミングハブ設立!

 (The UK Defence Experimentation and Wargaming Hub Launched!)

 327日、英国防省が「防衛実験及びウォーゲーミングハブ」を正式に設立しました。詳しくはこちらで。

 場所は英国南部のSouthwick Park、既に国防ウォーゲーミングセンターがある英国防科学技術研究所(Dstl)の近くであり、英海軍の本拠地ポーツマスの近くでもあります。設立に当たってはDstlも協力した由。

 また、BBCの報道では、同ハブは20239月に既に設立されていたようですが、この度正式に設立が発表されました。

 

 同ハブは、英国防部門の実験・ウォーゲーミングの本拠地(home)として意思決定支援を担う由。グローバルな脅威が高まる不確実な世界の将来を見据え、同ハブは軍事ドクトリン、技術的イノベーション、そして学術的専門知識のギャップを埋めるべく、各種シナリオのシミュレーションや卓上演習(tabletop exercise: TTX)等に従事するとのこと。

 さらに、今後は、

  •  即応ウォーゲーミング(at-readiness rapid wargaming)の提供
  •  再構成可能型500平方メートル以上の施設の建設
  •  ウォーゲーミングのデータ・ツール・シナリオ集積
  •  専門家によるウォーゲーミングの助言・デザインの提供

 が予定されている由。

 

 以下私見ですが、米海兵隊の新たなウォーゲーミング・プログラム及び新施設建設に続き、英国でも2010年代半ば頃から始まった新たな動きが、こうして一層顕著な形で表出したと見ることができます。

 また、今回の防衛実験及びウォーゲーミングハブの設立でDstlのウォーゲーミング・センターの役割がどうなるか定かではありませんが、「ハブ」がネットワークの中軸であるとすれば、Dstlを含め他のウォーゲーミング機能は「スポークス」としての役割を果たすのかのしれません。専門家の間では相互に切磋琢磨が活発化するとともに、人材の共有が促進され、ひいては英ウォーゲーミング界が盛り上がるかもしれません。さらには、英国の動きが75周年に向けて活気づいているNATOのウォーゲーミング部門にも良い影響を与え、欧米のウォーゲーミング界全体が躍動するのでしょう。勿論、「切磋琢磨」が足の引っ張り合い、縄張り争い、予算分捕り合戦にならない保証はありませんが、そうならないことを切に祈ります。まあ、これは杞憂でしょう。

 さらにさらに、現在就職先を求めているウォーゲーミング専攻の学生諸君は、新たな具体的目的地に向かって一層精進するでるでしょう。彼らの送り元である大学・教育機関でのウォーゲーミング教育プログラムも、一層充実することでしょう。

(了)


ウォーゲーミング会議情報:スウェーデン国防大学・ウォー・ゲームセンター「Games in the Defense Sector 2026」開催のお知らせ (Games in the Defense Sector 2026 will be held at The Center for War Games, Swedish National Defense University)

会議情報 スウェーデン国防大学 ウォー・ゲームセンター主催 「Games in the Defense Sector 2026」 ( Games in the Defense Sector 2026 will be held at The Center for War Game...