資料紹介:
米国会計検査院(GAO)報告書「国防省ウォーゲーミング改善の提言」
(Defense Analysis: Additional Actions Could Enhance DOD's Wargaming Efforts)
米会計検査院(GAO)が下院軍事委員会の依頼を受け、同委員会に対し国防省のウォーゲーミングに関する調査報告書を提出しました。
同報告書には、国防省が現行の各種ウォーゲームに関与する内外の関係者について調査し、内部のウォーゲーミング能力のリスクやギャップを評価すること、かかる調査に基づきそうしたリスクやギャップを縮減すること、ウォーゲームに関するデータ共有の効率化やデータそのものを改善すること等、10個の提言及び付加的事項が示されています。また、国防省側のこうした提言への回答も示されています。概ね"肯定的"な様相ですが。
本文はこちらで入手可。
なお、本ブログ筆者が調査したところ、米議会がペンタゴン及び各軍のウォーゲーミングにこうした調査を求めたり、何等かの要求をすることは珍しいことではない由。まあ、米国では議会の国防省ウォーゲーミングへの影響はあまり大きくなさそうです。
他方、我が国については、政治家のウォーゲーミング・リテラシー(Wargaming Literacy)をもうちょっとくらい上げて欲しいものです。と個人的には思います。
(了)